実質利回り【=ネット利回り】(F & CR FCRとも言う/ Free and Clear Return)・・・
実質収入(NOI)の総投資額に対する割合です。
いわゆる 物件の投資効率を表しているといえる指標です。分母を総投資額ではなく 物件価格(購入諸経費を考慮しない)で計算する方もあるようですが、本来の意味から考えれば 購入諸経費なども含めた「総投資額」を分母として計算すべきです。

年間総返済額(ADS/Annual Debt service)・・・
年間の融資(元利金)返済総額です。

ローン定数(Loan constant K%)・・・
年間返済総額(ADS)の借入金額に対する割合です。
 実は借入金額に関係なく、金利と期間のみによって決まってくる指標です。
いわゆる 融資金の調達コスト(=貸手側から見る利回り)と言える指標で、この指標と実質利回りの比較をすることで、レバレッジの判断ができます。
※ 実質利回りFCR - ローン定数K = レバレッジの判断材料 

債務回収比率(DCR/Debt Coverage Ratio)・・・
借入金償還余裕率 ともいいます。実質収入(NOI)の年間返済総額(ADS)に対する割合です。
 実質の収入が返済額の何倍あるかを見る指標(安全率)で、数字が1に近いほどリスクが高いと言えます。

融資比率(LTV/Loan to Value)・・・
借入金額の物件価格に対する割合です。
一昔前は 「融資掛け目」という言葉で言われていました。